これから債務整理を検討している人、あるいは債務整理の相談に行こうとしている人は、どのような書類が必要か気になると思います。
債務整理の手続きは複雑なので、手続きに必要な書類も特殊だったりめんどくさそうというイメージを持っている人は多いでしょう。
そこで、事前に準備しておきたい人向けに、債務整理を相談や手続き時にどのような書類が必要になるのか見ていきたいと思います。
債務整理の相談時に必要となる書類
債務整理の相談時に必要となる書類は、弁護士事務所によっても異なりますが、一般的には以下の書類が必要とする弁護士事務所が多くなっています。
- 身分証明書
- 借入をしている債権者の一覧
- 借入時の契約書
- 借入の明細
- 借入先のクレジットカード
- 印鑑
- 現在の収入がわかる証明書
- 資産を証明する資料
身分証明書は必須
身分証明書については運転免許証、保険証、パスポートなどからいずれか1通が必要としている所が多いです。
債権者の一覧表や借入時の契約書などはできればとしている所が多いですが、あった方がよりわかりやすいでしょう。
契約をして手続きを依頼することになると、まず弁護士から債権者へ受任通知と取引履歴の開示請求を行います。
受任通知を送ることで取り立てがすぐにストップすることになるのですが、各債権者へ送付する必要があるため、漏れのないよう依頼する際には債権者の一覧は手書きででも作成しておく必要があります。
即契約する場合は印鑑が必要
相談後に即契約となると、契約書に捺印をする必要があるので、印鑑も持ってきてもらう弁護士事務所が多いようです。
相談については無料で相談を受け付けている弁護士事務所いくつかに相談をした上で、最も信頼のできる弁護士事務所へ依頼することを当サイトではおすすめしています。
ほかにも現在の収入がわかる証明として、源泉徴収票や給与明細をもとめる弁護士事務所もあります。
手続きによっては資産の情報が必要になる
その他、資産を持っている人は現在所有している財産について証明する書類が必要になります。
財産を証明する書類とは、不動産であれば登記簿謄本、生命保険であれば解約返戻金がわかる書類、退職金がわかる資料などです。
債務整理に必要な書類は取るべき手続きによっても異なりますし、弁護士事務所によっても変わってきます。
取得するのに時間がかかる書類もあるので、相談時に上記のすべてが必要な事務所はないと思いますが、相談前に確認されるのがよろしいかと思います。
債務整理の手続きに必要となる書類
債務整理の手続きに必要な書類については、基本的に上記の資料でまかなうことになります。
そのため、相談時に上記や弁護士事務所が求める書類をすべて揃えることができれば、手続き開始後に特に必要となる書類はありません。
相談時に書類が不足していた場合には、手続きを開始したら、必要な書類を順に取得していく必要があります。
債務整理に必要な書類はプライバシーに関わるものが多い
収入や借入状況など債務整理にはプライバシーに関わる資料も多くあります。
中には出したくない資料もあるかもしれませんが、収入と借入状況をきちんと把握しないと債務整理の提案や和解案でベストなものを作成できません。
正しい検討や確実な手続きのためには必要なものとなりますので、包み隠さずすべてを出しましょう。
弁護士や司法書士には守秘義務というものがあり、業務上知り得た個人の情報は一切漏らすことができません。
安心して相談することができます。
まとめ
債務整理の手続きに必要な書類を見てきました。
債務整理では多くの書類が必要になりますが、相談時点で必須といえるのは身分証明書くらいです。
弁護士事務所によっても異なりますが、いざ手続きとなる際に必要になる書類が多いので、事前に準備をしておくのが無難といえます。
相談については早めに行った方が良いので、書類が揃っていなくても一度弁護士事務所に問い合わせをして、相談時に最低限必要な書類を確認した上で早めに相談に行かれることをおすすめします。
債務整理に強い弁護士事務所では、無料相談を実施しているところも増えているので、無料で相談できる事務所へ早めに相談にいきましょう。
なお、借金がいくら減りそうか無料で診断するサービスもありますので、弁護士に相談する前に利用してみるのも良いと思います。
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