家賃 滞納 ブラックリスト

賃貸住宅に住んでいる人は多いですが、家賃が払えずに滞納延滞をしてしまう人もいます。

滞納をしていると気になるのが、信用情報機関に異動情報が登録され、ブラックリストに登録されるのではないかです。

家賃が払えずに滞納や延滞するとブラックリストに載るか、また家賃滞納にどのような悪影響があるのかを見ていきたいと思います。

家賃滞納はブラックリストに載る?

家賃 滞納 ブラックリスト

結論から言うと、家賃を滞納しても信用情報のブラックリストに載ることはありません。

信用情報機関は、お金を貸したり立て替えたりする「信用取引」を個人が利用した情報や履歴が共有されています。

つまり、借金やクレジットカード、分割払いなどを利用した情報が記録されています。

家賃の支払は、お金を立て替えたりする信用情報ではありませんので、滞納しても信用情報機関にブラック情報が登録されることはありません。

家賃の滞納と信用情報機関が無関係ということですね。

家賃を長期滞納していた人であっても、クレジットカードの審査に通ることがあります。


借金の滞納で載るブラックリスト

家賃 滞納 ブラックリスト

信用情報のブラックに載るのは、借金の返済を滞納した時です。

借金の滞納は60日を超えると信用情報機関に異動情報が登録されます。

家賃を滞納している人の中には、借金の返済も滞納している人がいます。

借金を滞納している場合は、信用情報機関に異動情報が登録されブラック状態になります。

信用情報機関でブラックリストに載ってしまうと、ローン審査や新たなクレジットカードを作る審査にまず通らなくなります。

住宅ローンやマイカーローン、教育ローンを組めませんし、奨学金など借金の保証人にもなれなくなります。

借金の滞納の場合は、借金を完済してから5年間でブラック解除となるため、完済から5年はローンやクレジットカードを利用することができません。


信用情報機関に登録される異動情報

家賃 滞納 ブラックリスト

  • 借金返済の遅延、延滞
  • 債務整理
  • 代位弁済
  • 強制解約

信用情報の異動情報が登録されるのは、借金返済を長期滞納する以外に、債務整理や代位弁済、強制解約などがあります。

債務整理は借金返済ができない時に取る法的な手続きで、合法的に借金を減らすことができます。

代位弁済は返済不能になった時に、保証契約にもとづいて保証会社や連帯保証人から返済を受けた場合です。

強制解約は、カード会社からクレジットカードを強制解約をされた場合です。


家賃を滞納するデメリット、悪影響

  • 家を追い出される
  • 保証会社の社内ブラックになる
  • 債務整理の対象になる

家賃を滞納しても、信用情報ブラックにはなりませんが、家賃を滞納しているとデメリットや悪影響が当然あります。


家を追い出される

家賃 滞納 ブラックリスト

まず家賃を滞納していると、家を追い出されることになります。

1、2ヶ月滞納してすぐに追い出されるということはありませんが、長期間放置していると住む場所を失うことになります。

家賃を支払っていないので、ある意味当然といえますね。


保証会社の社内ブラックになる

家賃 滞納 ブラックリスト

また最近は保証人不要で保証会社を使うケースも増えていますが、保証会社を使って賃貸契約を結んだ人が家賃を滞納した場合、保証会社の社内ブラックリストに載ることになります。

保証会社を使っていると、オーナーには保証会社から家賃を弁済することになるため、損をするのは保証会社です。

保証会社としては過去に問題のあった人を社内ブラックとして登録しているため、過去に家賃を滞納している人は同じ保証会社を使うのはまず難しくなるでしょう。

社内のブラックリストに載ると、掲載期間の制限もありませんので、半永久的にその保証会社を使うことはできません。

ただ、保証会社が1社使えなくても、別の保証会社を使える物件を探せば良いので、賃貸物件すべてに入居できないわけではなく、そこまで大きな影響はないでしょう。


債務整理の対象になる

家賃 滞納 ブラックリスト

滞納した債務は債務整理の対象となり、債務整理の整理対象とすると賃貸契約は解約となり、部屋を出ないといけなくなります。

ただ、債務整理の対象になるのは悪いことではなく、滞納した家賃を「債務」として減額することができます。

自己破産であれば借金はゼロになりますし、個人再生は借金が5分の1または100万円まで減額することができます。

また任意整理であれば、整理対象の債権者を選ぶことができますので、家に住み続けたい場合は家賃の滞納分だけは返済して整理対象から外すという選択肢もあります。

そうすることで、消費者金融の借金が多い人でも家に住み続けながら借金を減額することができます。

債務整理をする場合、素人では手続きできないので、弁護士など専門家への依頼が不可欠です。

無料相談ができるので、どのような選択肢があるか早めに相談をして把握しておきましょう。

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まとめ

家賃 滞納 ブラックリスト

家賃を滞納した場合、ブラックリストに載るかを見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 家賃を滞納しても信用ブラックにはならない
  • 家を追い出されるおそれがある
  • 滞納した家賃は債務整理できる

家賃が払えずに滞納をしても、信用情報の異動情報は登録されず、いわゆる「ブラックリスト」に載ることはありません。

とはいえ、家賃を滞納していると家を追い出されることになりますし、保証会社の社内ブラックに載って以降利用できなくなるなどの悪影響があります。

家賃 滞納 ブラックリスト

借金の返済が苦しく家賃を滞納している人は、債務整理をすることで合法的に借金を減らすことができ、ほとんどの人が整理前より返済が楽になります。

滞納した家賃も債務整理の対象となりますので、家賃が払えないと悩んでいる人のプラスにもなります。

債務整理に限らず借金問題は専門家に相談することで、解決策が見つかる可能性が高いです。

相談は無料ですので、借金問題を本気で解決したいなら弁護士に相談してみてください。

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